療育方針
STEPの療育方針
発達障がいがある場合(もしくは、疑われる場合)、 適切な療育(=治療教育)につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、さまざまな能力を伸ばしていくことができます。
療育で支援していく中で、“社会への適応”という目標やゴール地点が定められていても、お子さんによって、ゴールにたどり着くためのプロセスはさまざまです。
NPO法人STEPこども発達相談室では、応用行動分析(ABA:Applied Behavior Analysis)の考え方にたって、お子さんの状態を、行動と環境の相互作用として捉え、お子さんに必要なスキル獲得のための療育指導を行っています。
応用行動分析では、お子さんが適切なスキルを獲得できるように、一人ひとりの障がい特性や発達の状態に合わせて環境を整え、失敗のないようスモールステップで教えていきます。そうすることで、失敗経験が減り、ほめられる機会が増え、子どもはスキル獲得と共に、自己肯定感も高まります。
指導時には、行動観察や心理検査によるアセスメント、保護者からの日常生活のエピソードを基に、一人ひとりオーダーメイドのプログラムを作成しています。
お子さん一人ひとりに合わせたプログラムなので、お子さんの成長を最大限に発揮することができます。
お子さん一人ひとりに合わせたプログラムなので、お子さんの成長を最大限に発揮することができます。
応用行動分析(ABA)とは?
応用行動分析とは、行動の原因を「心の中の働き」であるとは考えず、「個人とそれを囲む環境との相互作用にある」と考えます。個人にのみアプローチするのではなく、周囲の環境側が工夫をすることで、コミュニケーションや適切な行動を成立させることを重視します。
※ ABA早期集中療育[ABAに基づく週20時間以上の1対1の療育パッケージ]とは異なります。